お言葉 1

別にその人のファンとかいうわけじゃなく

有名人でもそうでなくてもいい

なかなかいい、と思ったら自分がコピペして保存する作業(商業にしろ個人にしろweb上の記事はいつか消えてしまう恐れがあるため)


ソース元

日経 Special Interview 長渕剛

「トレーニングでは、強さだけではなく、優しさも育つ。ホンモノのアスリートを目指すには、自分の力だけではレベルアップはできない。専門用語でフォーストレップというんだが、ベンチプレスにはアシストがいる。100kgを挙げる時には、父親ほどの年齢の宮畑会長が、傍らで、挙げろ! 行ける!と勇気づけてくれる。力強い声で。強烈な安心感がある。会長、オレ、必ず挙げますから、見ていてください!と心の底から思う。そういう体験を重ねることで、感謝の気持ちや優しさが育つ。今の自分があるのは自分の努力だけではないと知る。強さと優しさ。その両方がトレーニングにはある。さらにこの十数年、トレーニングパートナーとして、ともに苦しみを分かち合ってきた森永真一。この男も同志だ。感謝の念でいっぱいだ」
 激しい歌だけではなく、優しい歌もまた、長渕剛自身をなすりつけた産物なのだ。
「強さと優しさを教えてくれた、宮畑会長という生涯頭が上がらない大きな男と出会えたことは、オレの人生にとってとてつもなく大きな財産だ」
 トレーニングは、長渕剛の音楽を変え、生き方も変えた。
「こうして思うとね、30代後半に悔しい思いを体験したことはすごくよかった。順風満帆だったら、自分を変えようなんて考えなかった。有頂天だったころは、現場で力ずくで自分の筋を通したこともあった。おい! こら!とね。それは、オレの心が弱かったんだ。不安だったんだ。そういう態度が誤解も生んだ。頭も打たれた。悔しかった。でも、悔しさは力だ。神様が与えてくれた試練だ。悔しかったからこそ、自分から変わろうと思ったんだから」
 この思いを、今、長渕はスタッフやバンドと共有し、音楽を作っていく。ツアー前の合宿では、楽曲のリハーサルだけではなく、フィジカルのトレーニングを行い、ともに汗を流す。
「オレの周りには、グウタラとかヘタレといわれるヤツはいない。人の前でパフォーマンスをやる人間にとってデブは敗北。肥満を年齢のせいにするパフォーマーは人前に出るな! デブは必要ない。少なくともオレはデブにはならない。これ、アーティストでなくても、あらゆるビジネスにも共通することなのだ。自己管理ができないヤツはだめだ。暴飲暴食の果ての、血糖値が、肝臓の数値が……なんていう言葉、オレは聞きたくない。やるべきことはわかりきっている。煙草をやめる。酒を減らす。食事の内容を意識する。グズグズ迷わずに今日からジムに通ってみる。そのほうが、理屈で考えるよりも確実に、人生も、仕事も、目の前が開けていく。まず、自分をとりまく環境を変える。居場所を変える。簡単なことだ。心の痛みをしょい込むより、肉体の痛みを毎日実感しながら、昨日よりも強い精神を宿らせろ!」

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